宗像三女神、弁財天のご利益がすごいと評判です。
子宝、安産の神様金運や勝負運の神様もご鎮座。
縁切りのスポットもあり、女性にとってはご利益だらけ。
「縁切り」と聞くとカップルの参拝が心配になりますか?
カップルで訪れる際、気をつけたい参拝の仕方も紹介しています。
江ノ島神社のパワースポットを巡る
江ノ島神社はとっても広いです。
一度パワースポットを見逃してしまうと探すのも大変です。
参拝順路の順番にご利益を紹介していきます。
・・・とその前に
江ノ島神社を参拝するには2つの方法があります。
ひとつは徒歩で参拝する方法。
もうひとつは、エスカーという有料のエスカレーターを使用する方法です。
どちらで巡っても主要なパワースポットを巡る事は出来ます。
急な階段などお辛い方は、無理せずエスカーを利用してください。
江ノ島弁天橋~参道のパワースポット
青銅の鳥居
江ノ島弁天橋を渡ると、まずは青銅の鳥居が登場します。
江ノ島神社のご利益のひとつに「悪縁切り」があります。
カップルやご夫婦で参拝されるとき、縁切りが気になる方は鳥居を別々にくぐってくださいね。
ご利益は厄払い|蟇石(がまいし)
朱の鳥居をくぐる前にいきなりパワースポットが登場します。
エスカー乗り場の隣ひとつの奇岩があります。
これは蟇石(がまいし)と言います。
その昔、江ノ島で修行をしていた慈悲上人と呼ばれた良真が、邪魔をする悪いガマを法力念力で石に化したと言われる伝説の石。
良真は江ノ島神社の辺津宮を創建された方です。
龍が住む池|無熱地
無熱地は龍が住んでいて、どんな日照りのときでも水が枯れた事がないという伝説の池です。
見逃してしまいがちですが、厄除けのパワースポットです。
朱の鳥居と瑞心門(ずいしんもん)
賑やかな弁財天仲見世通りを抜けると、朱の鳥居が見えてきます。
弁財天のシンボルでもある琵琶の形も見えてきました。
朱の鳥居をくぐると瑞心門があります。
瑞心門の内側では、唐獅子が参拝者に厄災がふりかからないようにと祈願してくれます。
ご祭神を守る役も果たしています。
瑞心門をくぐってすぐにご鎮座されているのは「弁財天童子石像」
江ノ島神社のご鎮座1450年を記念して、奉献されました。
ご利益は商売繁盛|福石(ふくいし)
瑞心門をくぐり、参道の階段を登る途中にあるのが
商売繁盛のパワースポット福石です。
福石は盲目の鍼灸師、杉山検校(けんぎょう)ゆかりの石です。
江戸時代、杉山検校は鍼の技術向上祈願のため、江ノ島にこもって21日間、断食をなさいました。
そして、いよいよ迎えた祈願最終日。
この福岩につまづいて気絶してしまいます。
失った意識の中で、杉山剣校の元に弁財天様がいらっしゃいました。
慌てて「お祈りをしなくては!」と手を合わせたのですが…
お祈りしようとすると、身体がチクチクしてとっても痛いのです。
そこで、意識を取り戻した剣校。
手を見てみたら、不思議な事に松の葉が入った竹の筒がありました。
これでピンときた剣校。
「管針術」という技法をあみ出し、最高位の関東総検校になられたのです。
福石の後方には杉山検校のお墓もあり、今でも鍼灸師の方に厚く信仰されています。
また、大出世を遂げた杉山検校にあやかり、ビジネスマンからも商売繁盛のパワースポットとして崇拝されています。
辺津宮(へつのみや)のパワースポット
ご利益は旅の安全|辺津宮(へつのみや)
江ノ島神社のご本殿である辺津宮。
こちらには、宗像三女神のお一人田寸津比賣命さまが祀られています。
航海、水の神様でいらっしゃいます。
ご利益は金運アップ|銭洗い弁財天の白龍王黄金浄水
辺津宮ご社殿の向かい側には、銭洗い白龍王がご鎮座されています。
不浄の念を洗い流すことで金運がアップするのです。
ただ。。。
さ、、さい銭箱が遠いっ!
お賽銭箱が池の中、 白龍さまの前にあるのでお賽銭は投げ入れするしかありません。
弁財天のお使いである白龍王さまは、雲、雨、嵐を引き起こす偉大なものの象徴として古来から厚く信仰されています。
今でも巳の年、巳の日には参拝者で賑わいます。
霊水で金銭を洗う事で、福徳財宝、金運向上のご利益があるとされています。
水源には純金の小判が秘められています。
この黄金の水は
・健康によい
・運が開ける
・声が良くなる
・美しくなる
という神秘の霊水。
是非ご利益を頂いてくださいね。
日本三大弁財天様に会いに奉安殿へ
江ノ島神社といえば、広島の厳島神社、滋賀の法厳寺・竹生島神社と並んで日本三大弁財天のひとつ。
重要文化財でもある弁財天様が祀られている奉安殿に参拝です。
奉安殿は、辺津宮の左側にあります。
※注
殿内は撮影禁止のため、表の看板の写真を掲載しています。
ご利益は芸能・音楽|妙王弁財天(裸弁財天)
裸弁財天とも言われる「妙音天さま」。
とても美しいお姿をされた神様として信仰されています。
ご利益は芸能、音楽。
また、水や海の神様として生命や商売にもご利益があるのです。
ご利益は勝負運|八臂弁財天(はっぴべんざいてん)
8本の手に武器をお持ちになった、強そうな弁財天さまです。
漫画のキン肉マンのキャラクター「アシュラマン」のモデルになったと言われている神様です。
ご利益は勝負運アップです。
源頼朝が奥州征伐の成功祈願のためにお造りになりました。
重要文化財に指定されています。
一文字願立ての巳さま
奉安殿の前には「一文字願立ての巳さま」がいらっしゃいます。
弁天様のお使いである白い巳様に一文字を託し、願いを届けて頂くものです。
例えば、
恋愛成就なら「恋」
財宝福徳なら「財」
心願成就なら「心」。
そして、奉安殿で弁天様にお供えして祈願します。
ご利益は心願成就|打ち出の小槌
辺津宮のご本殿の前には、心願成就の打ち出の小槌があります。
この打ち出の小槌を3回撫でながら叶えたい事を唱えましょう。
打ち出の小槌にちなんだ小槌守りも人気です。
ご利益は災難除け|八坂神社
奉安殿の隣には、末社の八坂神社がご鎮座されています。
元々は江ノ島の対岸、腰越(こしごえ)というところに祀られていました。
それが大波で流され、御窟前(おんいわや)の海の中に沈んでしまいました。
その御神体を漁師が拾い、江ノ島に祀ったのです。
また八坂神社は湘南の夏祭りでも知られています。
毎年7月の例祭・神幸祭は、神輿の海中渡御、天王囃子などとても賑やか。
江の島あげてのお祭りです。
ご祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
八岐大蛇を倒した日本のヒーローです。
厄除け、縁結び、学問上達などご利益の多き神様です。
ご利益は縁結び|むすびの樹
八坂神社の前にあるむすびの樹は、縁結びの祈願をするには絶好の場所なのです。
根っこのつながった二本のいちょうの木。
絵馬がたくさん結ばれていて、ご利益の高さを感じられます。
江島神社の縁むすび絵馬は、相手の名前を書いてむすびの樹にくくると恋愛が成就するのです。
むすびの木の前には、絵馬を書くテーブルも準備されています。
ご利益は女子力アップ|中津宮
宗像三女神のお一人、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。
天女の羽衣が「中津宮」の文字の上にありますね。
女子力アップのパワースポット。
絵馬を奉納するところも天女の羽衣です。
「もっときれいになる」というご利益があります。
また、芸能上達のご利益もあり、「芸能人専用の絵馬」があるのだとか。
50人の芸能人の絵馬が中津宮に奉納されているそうです。(非公開)
境内には、歌舞伎の中村座奉納の石灯篭、尾上菊之助が植樹したというしだれ梅があります。
尾上菊五郎さんと尾上菊之助さんの手形。
「弁天娘女男白波」の上演記念だそうです。
ご利益は心身の浄化|水琴窟(すいきんくつ)
中津宮のご社殿の隣。
細い小径の奥に水琴窟があります。
龍の下にある水鉢の中にお水を流してみます。
すると地中に埋め込んである瓶の空間へと、水が落ちていきます。
この音が奏でるのが水琴窟と言って、心身浄化、運気向上にご利益があるのです。
とてもきれいな梅が咲いていました。
水みくじ
中津宮には水みくじというおみくじがあります。
水琴窟のお水に浸すことで、文字が浮かび上がってきます。
山ふたつ
中津宮を過ぎるとエスカーはありません!
ひたすら徒歩。
お土産屋さんやレストランが並ぶ御岩屋道通りを歩いていると「山ふたつ」が出てきます。
江ノ島をちょうど2分する境目となっている場所。
絶景が見られます。
ご利益は縁結び・強い絆|龍恋の鐘
江ノ島神社にまつわる話に、とてもロマンチックな龍と天女の恋のお話があります。
その昔、相模湾を荒らしていた五頭龍がいました。
その龍を江島に舞い降りた天女が改心させるのです。
龍は美しい天女に恋をしてしまい、天女と龍は結婚します。
龍恋の鐘は、恋人と二人で鳴らす鐘です。
鐘をならしたあと、南京錠に二人の名前を書きます。
その錠を金網につけ、鍵をかけます。
すると愛は永遠になると言われています。
鍵は江ノ島神社の海賞堂というお店で販売しています。
事前に自分好みの南京錠を選んで鍵をかけたい方は、持参してくださいね。
奥津宮のパワースポット
奥津宮にある珍しいもの
奥津宮に向かう道のりには、いくつか珍しいものがあります。
まずは、源頼朝が寄進した鳥居です。
その横にある手水舎。
亀の口からお水。
手水舎の柱の足元には
またまた、亀。
なんと耳のある亀です。
鳥居をくぐって進んでいくと…
亀石が出てきます。
弁財天様を信仰し、写経をしたものを収めた場所の上に置く石を探したところ、亀の形をした石が見つかり、江ノ島に奉納されたものだそうです。
その近くには力石。
その昔、男たちが力自慢のために持ち上げて見せたという石です。
浦島太郎で有名|奥津宮
宗像三女神の長女、多紀理比賣命 ( たぎりひめのみこと )が祀られています。
海をお守りになる女神様です。
拝殿の天井には「八方睨みの亀」と呼ばれる、どこから見ても見ている人を睨んでいるように見える亀が描かれています。
亀といえば、浦島太郎をのせて竜宮城まで連れて行った生き物。
奥津宮の灯篭には右側には龍宮の乙姫、左側には亀にのった浦島太郎が書かれています。
ここまで参拝すると、宗像三女神全てにお会いしたことになります。
宗像三女神は、広島の厳島神社のご祭神としても知られています。
ご利益は子宝・安産|龍宮(わだつのみや)
龍神を祀った龍宮です。
こちらの龍宮は、江ノ島神社発祥の地である岩屋洞窟の真上に位置しています。
源頼朝の妻、北条政子は子孫繁栄を祈願するために江ノ島で、この岩屋に参拝なさいました。
ご祈願を終えた夜、不思議な事に北条政子のもとに弁財天さまが現れます。
そして「北条時政の願いをかなえる」と約束してくださいました。
弁財天さまはそのまま大蛇になり、海に消えてしまったそうです。
「太平記」には北条時政が子孫繁栄を祈願。
その時大蛇が現れて3つのうろこを落としたとかかれています。
北条時政はそれを喜び、北条家の家紋にしたのです。
「足利治乱記」には、毎晩海に光るものがあり、60mほどの白龍が江ノ島の石穴に入る様子が見られたとあります。
謡曲「江ノ島」には、天女が龍神の姿になって悪事災難を払い、招福を祈る声が聞こえたとあります。
このように、龍にまつわる伝説が多々あるのが江ノ島神社です。
岩屋のパワースポット
岩屋洞窟
龍宮に参拝したあとは御岩屋道を進みます。
ここからは急な階段が続きます。
稚児ヶ淵(ちごがふち)までやってきました。
すごい絶景が広がります。
ただ、海風が強いので念のため防寒をするのがベスト。
天気の良い日には、稚児ヶ淵と江ノ島弁天橋をつなぐ「べんてん丸」という船が出ています。
私たちが行った日はべんてん丸運休。
稚児ヶ淵から更に進んで岩屋洞窟へ向かいます。
私たちが参拝した日は、2017年の台風被害のため通行止め。
岩屋には行けませんでした。
2018年4月28日よりめでたく復活したそうです!
江ノ島神社の岩屋は、源頼朝が戦勝祈願をされたり日蓮上人、弘法大師空海が
修行をしたとも言われる場所です。
岩屋洞窟MAP
入口でろうそくを貸してくれますので、それを頼りに洞窟の中を進みます。
第一岩屋は、富士山の風穴に通じているとも言われる不思議な場所。
第二岩屋には、龍神が祀ってあります。
龍神は拍手をすると光ります。
雷太鼓というものがあり、叶えたい事を願いながら太鼓を優しく2回たたきます。
2回とも龍神が光れば願いが叶います。
岩屋は悪縁切りのスポットでもある
岩屋は「悪縁を断ち切る」縁切りのスポットでもあります。
「たくさんのしがらみや遠ざけたい人間関係がある」
「断ち切りたい悪癖がある」
「パートナーの悪癖に悩まされている」
という方もぜひ参拝してくださいね。
江ノ島神社までのアクセス
神奈川県藤沢市江の島2-3-8
小田急線片瀬江ノ島駅より徒歩15分
江の島電鉄江の島駅より徒歩15分
奥津宮、龍宮、岩屋の方まで参拝したあと、「稚児ヶ淵」(ちごがふち)から遊覧船「べんてん丸」に乗って弁天橋まで戻って頂くのが一番便利です。