九州、福岡のパワースポット、学問の神様として知られる太宰府天満宮の参拝記です。
広い境内には安産、縁結びのパワースポットもあり、たくさんの人が参拝に訪れます。
太宰府駅から参道を通り、ご本殿から少し離れた天開稲荷社までの順路にある場所のご利益を紹介します。
太宰府駅~参道~太宰府天満宮への道のり
太宰府駅に到着です。
西鉄福岡駅から約20分程度。
駅名からすでに梅が満開です。
駅から外に出ると、バスにも梅と太宰府天満宮が描かれています。
さすが大宰府ですね。
写真のバスは大宰府ライナーバス旅人。
博多と太宰府をつなぐバスです。
旅人はバスの他に電車もあります。
駅の近くには、すでに太宰府名物梅ヶ枝餅のお店があります。
菅原道真公がなくなられたあと、好きだった餅を梅の枝にさして棺にお供えしたという説があります。
また、罪人扱いされたため、満足に食べることも出来ない菅原道真公のために浄妙尼(じょうみょうに)という老女が、家の隅から梅の枝にさしてお持ちを差し入れしたとも言われています。。
この太宰府で、梅ヶ枝餅のお店は50件もあるそうです。
食べ歩きを楽しみながら太宰府天満宮へ向かいます。
太宰府駅から参道を通り、太宰府天満宮までは歩いて5分程度。
賑やかな通りを進みます。
参道でインスタ映えと言えば、このスターバックス。
珍しいこともあって、撮影の行列が出来ています。
ここでついに我慢できなくなり、梅ヶ枝餅を購入。
鳥居が見えてきました。
鳥居をくぐると太宰府天満宮の文字が。
ご利益は頭が良くなる!?大宰府の神牛
いきなり、長ーい行列に遭遇。
そこには、太宰府天満宮のシンボルともいえるお牛さまです。
菅原道真の亡骸を乗せた牛が、座り込んで動かなくなってしまった場所に太宰府天満宮が建立されたのは、とても有名なお話です。
牛もお座りになられています。
ご利益は浄化・浄め|心字池と御神橋
続いて、御神橋。
御神橋は、太鼓橋→平橋→太鼓橋の3つの橋から出来ています。
3つの橋が、過去、現在、未来を表すとされます。
そのためでしょうか。
この太鼓橋にはちょっとした言い伝えがあります。
- 過去の橋を渡るときは後ろを振り返らない。
- 現在の橋を渡るときは立ち止まらない。
- 未来の橋を渡るときはつまずかない。
- 帰り道で再びこの橋を通ると、未来から過去へと遡ることになるので、帰りは橋以外の脇道
だそうです。
数々のパワースポットを訪れ、いろんなジンクスを聞いた私ですが、この橋では特にそういったことは気になりませんでした。
気になる方はジンクスを守るのが一番だと思いますが、すてきなフォトスポットでもあるので、個人的には、気にさらなくても大丈夫かと思います。
もうひとつ、「夫婦で太鼓橋を渡ると縁が切れる縁切りスポット」という言い伝えもあります。
ちなみに私は夫婦で参拝し、一緒に橋を渡っていますが縁は切れていません。
七夕の飾りつけもあり、とてもきれいです。
御神橋がかかっているのは心字池(しんじいけ)。
ステキな事に「心」という字を形どって作られた池です。
※参拝した日は西日本豪雨の直後で、池の水が増水してにごっています。
御神橋の真ん中、平橋で力強い根をした巨木にあいました。
天神の森の樟(くす)です。
末社の今王社です。
太鼓橋の途中にあります。
訳あって、ご本殿にお参り出来ない方はこちらの今王社に参拝されるのだとか。
続いて志賀社。
海の神様、綿積見(わたつみ)三神がお祀りされています。
太宰府天満宮の境内で一番古い建造物で、国の重要文化財になっています。
いよいよ手水舎と桜門が見えてきました。
御神橋は渡る事で浄化、お清めのご利益があるとされています。
太宰府天満宮のシンボル|麒麟(きりん)と鷽(嘘)の像
手水舎の近くには麒麟(きりん)の像。
麒麟といっても想像の生物。
「徳をもって世を治める王座の象徴」ということです。
菅原道真公が祀られている場所に相応しい像ですね。
麒麟の後ろにある鳥の像は、鷽(うそ)という鳥の像。
菅原道真公が蜂に襲われた時、蜂を食べて道真公を守ったとされる鳥。
鷽にちなんだお守り、おみくじは太宰府天満宮の人気のお守りです。
ふたたび神牛さまです。
太宰府天満宮には、全部で11頭の神牛がいらっしゃいます。
太宰府天満宮に参拝
桜門・ご本殿・飛梅
桜門をくぐります。
ご本殿側から見るのと、太鼓橋側から見るのとで形状が違うんですよ。
お見逃しなく。
桜門の下にある提灯の大きさはなんと2mです。
広い境内です。
すがすがしい空気です。
まずは、ご本殿に参拝しましょう。
ご本殿の前の狛犬さまがつぶらな瞳でキュート。
ご本殿の左側には有名な飛梅。
菅原道真公を慕って、都から一夜にして飛んできたという梅の樹。
「東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」
という道真公が都を離れる時に詠まれたという短歌。
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
太宰府天満宮の摂社・末社
飛梅から少し山側へ。
37社の末社、摂社があります。
ここには、菅原道真公の血縁に当たる方々、ゆかりのある方々が祀られています。
また、ここには珍しいお菓子の神様、中嶋神社があります。
祀られているのは田道間守命(たじまもりのみこと)
昔、砂糖が貴重だったころ、非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)という季節を選ばない香り高い果実がありました。
この実を探して、天王に献上したという田道間守命の努力にちなんで、今でも菓子業の神様として信仰されています。
同じ場所には、天照大神さまも祀られていました。
次はご本殿の裏側の摂社、末社にいってみます。
道真公の恩師、ご両親などが祀られています。
包丁塚・筆塚・ひょうたん池
厄晴れひょうたんの掛け処がありました。
境内には、ひょうたん池と呼ばれる池もありますよ。
包丁塚があります。
調理して頂いた鳥、獣、魚、野菜の魂や使い終えた包丁に感謝する塚です。
これは珍しい!
上に筆がのった筆塚です。
書道、学問の上達祈願や使い終えた筆への感謝の塚です。
ご利益は安産・天災を鎮める|尊意社
少し高い位置に祀られているのは尊意社。
菅原道真公に仏教の教義を授けた方と伝えられています。
大宰府に左遷された菅原道真公の魂を沈めたとも言われます。
安産にもご利益があり、パワーを感じる場所です。
ご利益はパワー・力|野見宿禰(のみのすくね)の碑
相撲の祖先と呼ばれる野見宿禰(のみのすくね)の碑。
野見宿禰は、菅原道真の祖先でもあります。
その前には、「松」「竹」「梅」とかかれた3つの石が。
これは力石と呼ばれ、その昔、力自慢の男たちが持ち上げたものです。
ちなみに一番重い「松」は120キロあります。
ご利益は夫婦円満|夫婦樟(めおとくす)
縁結びのパワースポット夫婦樟(めおとくす)です。
太宰府天満宮のある「天神の森」には約80本の樟の木があります。
夫婦樟は、樹齢1,000~1,500年と推定されます。
夫婦が寄り添うような姿に見えます。
強力な開運スポット天開稲荷社へ
夫婦樟を過ぎて、さらにパワースポットを求めて奥へと進みます。
赤い鳥居が出てきました。
天開稲荷社。
強力なパワースポットとして知る人ぞ知る場所。
階段を登ります。
空気が一気に重々しく感じます。
到着です。
お参りするときにならす鈴がなんと、12本もあります。
これは干支別になっていて、自分の干支の鈴をならしてお参りする訳ですね。
ご本殿の横には、「天開水」というものがありました。
飲めるお水ということで、いただいてみます。
※ここまでこられる方は、ぜひお水汲みの準備をしてきてください!
御守を授与出来ます。
天開稲荷社の御朱印は、太宰府天満宮で一緒にもらえるそうです。
ここから更なるパワースポット、奥之院へと向かいます。
赤い鳥居をくぐり、上へと昇る階段を進みます。
登った先にあったのは洞窟。
灯が灯っていて…
狐様がいらっしゃいます。
何とも不思議な空間でお参りをすませます。
太宰府天満宮の御朱印
太宰府天満宮の御朱印
天開稲荷社の御朱印
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太宰府天満宮へのアクセス
福岡県太宰府市宰府4丁目7-7番1号
西鉄福岡駅(天神駅)から太宰府駅下車
所要時間:約20分
博多バスターミナルより大宰府ライナーバス旅人乗車。大宰府下車
所要時間:約40分
開門時間:
春分の日~秋分の日前日:6:00
秋分の日~春分の日前日:6:30
閉門時間:
12~3月:18:30
4~5月:19:00
6~8月:19:30
9~11月:19:00