吉祥寺の駅から歩いて行けるパワースポットと言えば武蔵野八幡宮。
境内には、商売繁盛、勝負運上昇、縁結びの他、「疫病」(えきびょう)の神様もいらっしゃいます。
キレイなお水とご神木、大地のエネルギーを頂いてください。
武蔵の八幡宮の御朱印
![武蔵野八幡宮の御朱印 武蔵野八幡宮の御朱印](https://eubnxx4ih42.exactdn.com/wp-content/uploads/2016/10/CCF20161016_0001.jpg?strip=all&lossy=1&resize=716%2C975&ssl=1)
吉祥寺の町名と武蔵野八幡宮の由来
1657年、江戸では有名な「明暦の大火」(めいれきのたいか)という大火事がありました。
これは、延焼面積死者の数共に江戸最大の火事です。
「明和の大火」「文化の大火」と並んで、江戸三大火事と言われるとても大きな災害でした。
この明暦の大火を機に、被害が大きかった江戸の町では、武家屋敷、神社仏閣を街中から郊外に
移動させる「移住政策」が行われました。
この移住政策のときに、現在の東京文京区小石川水道橋外にあった「吉祥寺」というお寺の門前に住んでいた人たちが、今の「武蔵野市吉祥寺」に移り住んできたのです。
そして移住後の1661年、今の吉祥寺に「吉祥寺村」を開村。
村民の氏神様となったのが「武蔵野八幡宮」なのです。
「吉祥寺」というお寺は、昔のまま文京区にあり、武蔵野市吉祥寺にはありません。
武蔵野八幡宮の由来
![武蔵野八幡宮の手水舎 武蔵野八幡宮の手水舎](https://eubnxx4ih42.exactdn.com/wp-content/uploads/2016/08/1478265730246.jpg?strip=all&lossy=1&resize=800%2C600&ssl=1)
延暦8年(789年)、坂上田村麿(さかのうえたむらまろ)が大分県の宇左八幡大社の御分霊を祀ったと伝えられています。
宇佐神宮は、全国に4万社ある八幡宮の総本山とされるところです。
武蔵野八幡宮の御祭神
誉田別尊(ほむたわけ のみこと)
第15代天皇「応神天皇」(おうじんてんのう)の諱(いみな)
※諱は、簡単に言うと崩御後のお名前です。
比賣大神(ひめおおかみ)
宇佐神宮のご祭神です。
大帯比賣命(おおたらしひめのみこと)
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の皇后さまにあたる神功皇后(じんぐうこうごう)のこと。
古事記の中でこのように呼ばれています。
武蔵野八幡宮の境内にある7社
![武蔵野八幡宮 武蔵野八幡宮の境内末社](https://eubnxx4ih42.exactdn.com/wp-content/uploads/2016/08/1478265747998.jpg?strip=all&lossy=1&resize=817%2C1089&ssl=1)
武蔵野八幡宮の境内の中、参道の脇に1つの境内社があります。
そこには7社まつられていますので、ご本殿と合わせて参拝しましょう。
疱瘡神社(ほうそうじんじゃ)
疱瘡神というのは、実は天然痘(てんねんとう)という疫病の神様の事。
疫病をお祀りした とても珍しい神社です。
須賀神社
牛頭天王(ごずてんのう)
須佐之男命(すさのおのみこと)
を祭神とする神社。
稲荷神社
稲荷伸をお祀りした商売繁盛、家運上昇のパワースポット。
鹿島神社
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮が総本山。
武甕槌神(タケミカヅチ)を祭神とする神社で「勝負必勝」のパワースポット。
![武蔵野八幡宮 武蔵野八幡宮](https://eubnxx4ih42.exactdn.com/wp-content/uploads/2016/08/1478265747928.jpg?strip=all&lossy=1&resize=758%2C1011&ssl=1)
大鳥神社
大阪府堺市西区鳳北町(おおとりきたまち)の大鳥大社が総本山。
11月に開催される酉の市は、こちらの大鳥神社のお祭りです。
出雲神社
島根県出雲市の「出雲大社」は縁結びのパワースポットとして有名な神社です。
三島神社
愛媛、静岡に多く分布する三島神社。 受験合格勝負運上昇物事完結のパワースポット。
祠の中には大黒天さまもいらっしゃって、「吉祥寺七福神」の大国さまとしても知られています。
境内の天然記念物、文化財
鳥居と狛犬
![武蔵野八幡宮の狛犬 武蔵野八幡宮の狛犬](https://eubnxx4ih42.exactdn.com/wp-content/uploads/2016/08/1478265747844.jpg?strip=all&lossy=1&resize=806%2C1075&ssl=1)
1813年創建の石造りの鳥居と一対の狛犬。
1862年に造られたお賽銭箱などなど歴史のあるものが多く見られます。
蕨手刀(わらびてがたな)
昭和3年3月、八幡宮境内の地ならし工事をしていた時のこと。
社殿西側にあるケヤキの木の根元から蕨手刀(わらびてがたな)と言われる刀が出土しました。
残念ながら非公開ということで普段は見ることは出来ません。
7~8世紀頃のもので、武蔵野市有形文化財に指定されています。
天然記念物のキハダの木
幹周り2.22m樹高約19mととても大きな木が境内に立っています。
これは東京都の都の天然記念物キハダの木です。
七五三や初宮参りでは、このきはだの木の前で写真撮影をされる姿をお見かけします。
吉祥寺秋祭り|武蔵野八幡宮例大祭
武蔵野八幡宮の御神輿が吉祥寺の商店街を渡御する、吉祥寺秋祭り。
神馬、宮神輿の練り歩きに花を添えるのが「むさしのばやし」です。
これは、武蔵野市の無形文化財にも指定されている「お囃子」です。
祭りの最後には、神輿連合渡御で全ての御神輿が吉祥寺駅前の平和通りに集まります。
武蔵野市民が楽しみにしているお祭りです。
吉祥寺の酉の市と言えば武蔵野八幡宮
武蔵野八幡宮は酉の市でも賑わいます。
広い境内では縁起物の熊手がたくさん売られます。
酉の市の日、境内では「むさしのばやし」が演奏され、祭りムードが盛り上がります。
開催時間は毎年9:00~22:00頃です。
2023年は酉の市は三の酉まで。
一の酉
11月11日(土)
二の酉
11月23日(木)
吉祥寺の初詣と言えば武蔵野八幡宮
大晦日~元旦3が日は鳥居から参道まで長い列が出来て混雑します。
境内では甘酒などが振る舞われます。
井の頭公園の銭洗い弁財天と共に、お正月期間に行われる吉祥寺七福神めぐりのひとつとして、大変な参拝客です。
武蔵野八幡宮へのアクセス
東京都武蔵野市吉祥寺東町1-1-23