スペイン巡礼の道とは!?
キリスト教の聖地であるサンディアゴ・デ・コンポステーラを目指して、巡礼者たちが歩く巡礼路のことです。
スペイン・サンディアゴ巡礼路などと呼ばれ、世界遺産にも登録されている道です。
巡礼者たちは、この巡礼路を歩いたり、または自転車に乗って聖地を目指します。
私も巡礼の道へ行って参りました。
ただ、歩いて聖地を目指したわけではありません。
スペインのサンセバスチャンに滞在し、車で行ける所は全て車で移動し、ピレネー山脈の花と絶景を楽しみ、巡礼宿の街で休憩し、歩けるところは少しだけ歩いた。
そんな「巡礼の道観光」です。
もし、私と同じように「巡礼の道」を体験してみたい。
そんな方は、この記事を読み進めてください。
ピレネー山脈・巡礼の道をドライブ&ハイキング
私たちは、巡礼の道を歩いてピレネー越えをせず、サンセバスチャンに滞在しながら日帰りで巡礼の道を観光しようという日程です。
巡礼の道観光1日め
〇サンセバスチャン発
↓
〇サン・ジャン・ピエ・ド・ポールで休憩
↓
〇Orissonで休憩
↓
〇高山植物を楽しみながら、Col de Bentanteまで車で登る
↓
〇サンセバスチャンに戻る
巡礼の道観光2日め
〇サンセバスチャン発
↓
〇Roncesvallesへ立ち寄る
↓
〇Puet erroまで車で移動
↓
〇3.4キロだけ巡礼の道を歩く
↓
〇Zubiriに到着
↓
〇車でサンセバスチャンに戻る
巡礼宿の街サン・ジャン・ピエ・ド・ポール
巡礼の道を巡る観光で、最初に紹介するのは、フランス側のバスク地方、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールという街です。
私が旅行中に滞在していたサンセバスチャンから国境を超えて、ドライブする事1時間30分程度です。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールは、人口1500人、巡礼者の宿泊宿になっている町です。
フランスからサンディアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路は、4つあります。
そのうち、3つの巡礼路が、このサン・ジャン・ピエ・ド・ポールを通るという順路なのでとても賑やかです。
街に到着してすぐに、まずはカフェでトイレ&お茶タイム。
フランス語と笑顔で迎えてくれました。
ステキな街並みです。
巡礼者が身につけるというホタテも売られていました。
この町にはたくさんのカラフルなお土産も売られています。
お買い物だけでも楽しめます。
お土産はかなり充実。
サンセバスチャンの街に売っているものとは全然違います。
とりあえず、この町で購入したのは…。
このストック。
ポールと言うのかな?
お店の人がおすすめしてくれました。
とっても歩きやすくなるそう。
巡礼者のようにピレネーを超えたりはしませんが、一応歩くところもあるので。
ここから山を目指します。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポール
Orissonで休憩
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールから車で20分。
距離にして9.5キロ。
歩くと2時間30分かかるというOrisson(オリソン)に到着しました。
ここはまだフランス。
Orissonから山に入ってしまうとトイレとかないので最後の休憩地です。
ここからピレネー山脈を越え、次なる巡礼宿までなんど17キロ以上を歩くのだそう。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールから、8キロの道のりを歩いてきたという日本人の男性に出会いました。
今日は、ここのOrissonに宿泊し、明日ここから一気にピレネーを超えて、次なる目的地、Roncesvalles(ロンセバリュス)を目指すそうです。
しかも既に3度目のチャレンジだとか。
マジで頭が下がります。
Orisson
ピレネー巡礼の道を車で登れる限界地点まで登る
Orissonを出発。
ピレネー越えの道を車で山を登りながら撮影。
絶景が続きます。
時々車を停めて降りてみます。
野生の花が可愛くさいています。
車を降りてお花の撮影をしていると、またしても、日本人の男女二人組と感動の出会い。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポールからオリソン、そしてオリソンからロンセスバージェスを目指す道は日本人の方、たくさんいらっしゃるそうです。
石が積まれています。
可愛い花たちも、私たちのハイキングを盛り上げてくれます。
どんどん高くなってくると動物たちが登場し始めました。
馬がたくさんいたのですが、どの馬も太っていてビックリ(笑)
ガイドさんの話によると、観光用にいるだけなのでは!?
との事。
Col de Bentarteに到着です。
この十字架が登場するといよいよ舗装された道路は終点。
一応ここまでは、細い道ですが、車で登ってくることが出来ます。
舗装されている道はなくとも、長く細く続いている道を登って行かれる巡礼者の方々。
Col de Bantarteまでなら、サン・ジャン・ピエ・ド・ポールから車での送迎サービスもあるとか。
ちょっと横道に入ってきたら雪山が見える所に到達!
これは絶景です。
ここから私たちは、またまた車にて山を下ります。
ほとんど車での移動でしたが、絶景の雪山と巡礼の道を歩く人たちとの出会いは宝物でした。
ピレネー山脈の絶景を満喫したあと、再び車に乗り込み、宿泊地サンセバスチャンまで戻りました。
巡礼の道サン・ジャン・ピエ・ド・ポールからCol de Bentarteまでの道のり
Roncesvalles(ロンセスバリェス)
ピレネー巡礼の道観光。
ここからは2日めの記事です。
続いて紹介するのはRoncesvalles(ロンセスバリェス)です。
フランスからピレネー山脈を越え、Col de bentarteを超えて舗装されていない道を歩くと最初に到達する街が、このロンセスバリェスなのです。
Orissonでお会いした日本人の方が目指されていた場所。
「ピレネー越え」と簡単に言いますが、距離にして約27キロ。
フランスからスペインへと国境を越え、標高1,428mの高さを通る過酷な道なのです。
その難関を超え、巡礼者たちが到着する街。
それがRoncesvallesなのです。
教会の中では、巡礼者のためのミサが行われています。
ロンセスバリェスの街にあったオブジェ。
Roncesvallesの地図を頂きました。
巡礼者の方々は、ここから21キロ先のZubiri(ズビリ)という町を目指して歩くのです。
標高950mから550mというとても急な道を歩かれるのですね。
私はどうするかというと、Roncesvallesから車でめいいっぱいZubiriの街の近くまで行きます。
そこで、Puet erroというところからZubiriまでの巡礼の道は車が通る事が出来ません。
その間だけ歩く、という計画です。
RoncesvallesからPuet erroまで向かう道のり。
Policia→警察ですね。
巡礼宿の街Roncesvalles
舗装されてない道3.4キロのところだけ歩いて巡礼体験
Puet erroに到着しました。
ここからZubiriまでの巡礼の道は、舗装されていない道が続きます。
出発前に記念撮影してみたり。
木漏れ日あふれる道を撮影してみたりします。
確かに車は通れない。
昨日、ハイキング用のストックも買ったことだし、頑張って歩きます。
全然舗装されていないので、木の根っこの上を歩いたり
かなり急な道があったり…。
ここでまたまた日本人の男女二人組に出会いました。
こちらに来て巡礼の道を歩き始めて2か月になるそう。
こんな素晴らしい出会い。
私たちは日本から持ってきていたお菓子や和菓子など、全部このお二人に差し上げました。
それにしても。。。
みんな歩くのが早くて。
みんな、私たちよりもかなり長い距離を歩いているはずなのに。
私たちよりも重い荷物まで担いでいるのに、歩くのが早い。
ガンガン抜かされていきます。
ところで。。。
3.4キロってこんなに長かったっけ?
っていうくらい歩きます。
歩きます。
歩きます。
うぉおおおおおお(^◇^)
ようやく街が見えてきました。
でもまだ結構遠いね。
再び歩きます。
歩きます。
歩きます。
もう少しですね。
Puet ErroからZubiriまでの道のり
巡礼宿の街Zubiri(ズビリ)に到着
やった~!
Zubiriの街に到着です。
どのくらい歩いたかな?
時間にすると1時間くらいです。
記念撮影とかしてみます。
馬のアート。
教会の鐘が美しい。
巡礼の道を歩く。ほんの少しだけ体験しましたが達成感でいっぱい。
ズビリのカフェでプチ祝杯です。
とっても賑やかなカフェ。
ここでもまた、日本人の巡礼者の方にお会いしました。
自転車で巡礼道を廻り、宿泊は、その日に空いているホテルをブッキングコムで調べて、洗濯機のあるところを探すのだそうです。
これまた頭が下がります。
カフェでは、プチ祝杯どころかかなり高カロリーの糖分補給が行われました。
巡礼の体験をしただけですが、無事にスタンプを頂きました。
記念です。
巡礼宿の街Zubiri
ここから更に牛追いの街、パンプローナまで巡礼の道を更に歩くルートがあるとの事。
まとめ
キリスト教でもない。
巡礼の道を歩くわけでもない。
こんな私が巡礼体験をして
良かったと思う事。
〇ピレネー山脈の絶景が最高
〇巡礼者のパワーがすごい
〇日本人巡礼者にたくさん出会える
〇巡礼宿の街はお土産が豊富
〇歩いた後の一杯は美味しい