クルーズ船の旅で、心配なのは天気です。
海が荒れたら?台風が来たら?
私はダイヤモンドプリンセスの旅で、台風で旅行日程が変更になることを2回経験しました。
特にひどかったのは航海中、2つの台風に襲われての旅行日程が全部変わったこと。
予定している寄港地には無事たどりつけず、日程は変更に次ぐ変更でした。
それでも旅は楽しかったのか?
進路変更だらけのクルーズ旅行記です。
ダイヤモンドプリンセスの旅にいきなりピンチが!なんと台風が接近
ダイヤモンドプリンセス乗船2日前。
1本の電話が入りました。
電話の相手はダイヤモンドプリンセスの旅を申し込んだ旅行会社からです。
内容は…
大型の台風が日本に接近中なので船旅の日程が変わります
というものでした。
●出発が1日遅れる。
●旅行日程は1日短くなる。
説明によると
日程の変更に不満がある場合、キャンセルしても構わないません。キャンセル料はいただきません。
との事でした。
※旅行会社や変更の状況によって対応が違うことがあるので、旅行代理店に確認されることをおすすめします。
日程が1日短くなるのは残念ではありますが、相手は台風。
わざとではありません。
キャンセルせずにダイヤモンドプリンセスに乗船することにしました。
ダイヤモンドプリンセスを更にもうひとつの台風が襲う・・・
いよいよ出発前日。
またまた旅行代理店から電話がありました。
内容は、再び旅行日程変更の伝達でした。
台風の進路の関係で、寄港地が変更になります。
韓国の済州島から釜山に変更です。
良かったー・・・中止ではなかった!
という事で、無事出発することは確定しました。
寄港地にに行けない!?何と3度目の日程変更
1日遅れての出航。
が、はじまってすぐ、衝撃の船内放送がありました。
出発日の変更で無事台風が去ったと思いきや、なんともうひとつ別の台風が発生したそうです。
しかもかなりの大型。
2つ並んだ台風が日本に向かっていると・・・。
私たちは横浜を出港し、日本を南下して瀬戸内海~九州をめぐり、横浜に戻るという旅行日程。
まさに台風に向かって船が進んでいくことになります。
当然ながら、進路変更です。
仕方ないです。誰も悪くない。
ということで、当初の予定になかった神戸に寄港し、台風が過ぎ去るのを待つことになりました。
急な入港にかかわらず、神戸港では歓迎のセレモニー
予定していなかった神戸港。
神戸に着くと、ダイヤモンドプリンセスの寄港を歓迎してくれるブラスバンドとミス神戸!
これにはびっくり!
前日の寄港を知らされても、豪華の歓迎が準備してありました。
オプショナルツアーも全て準備してあり、寄港地を楽しめる準備が万全です。
さすが、ダイヤモンドプリンセス。
台風は去ったのか?ダイヤモンドプリンセスの行方はどうなる?
神戸港で待機していましたが、台風はまったく去る気配はありません。
ということで、更に1日スケジュールはキャンセルになり、すぐ隣の大阪港に移動することになりました。
更に追加で、全日程の変更が船内にアナウンスされました。
大阪港を出港後、全ての寄港地はキャンセル。
横浜に帰る日も1日遅れるとのこと。
ここまでの変更をまとめます。
瀬戸内海クルージング~九州・済州島を巡る旅
↓
1回目の変更(出発2日前)
●出発日が1日遅れる。
●行程が1日短くなる。
↓
2回目の変更(出発前日)
●済州島→釜山に変更。
↓
3回目の変更(出発後)
●台風を避けるため、神戸港で待機。
↓
4回目の変更(出発後)
●旅行の全日程を変更。
●大阪港で1日待機。
●その後、全ての寄港地をキャンセルして終日クルーズ。
●横浜帰港が1日遅れる。
ここでは、途中でもツアーキャンセルできるとの案内もありました。
けっこうな人数の方が、大阪港で完全下船されていました。
大型バスで2台くらいの人数だったと思います。
私たちはせっかくなので、旅を続けることにしました。
わずか15分の船移動という貴重な体験
神戸港から大阪港に入港!
神戸港を出港してからわずか15分程度の移動(笑)。
貴重な体験です。
ここでもさすがダイヤモンドプリンセスのオペレーション。
大阪を観光のインフォメーションなどが、まとめて届けられました。
過ごしたダイヤモンドプリンセスツアー
大阪港を出港後、全く寄港地のない終日クルーズの毎日が始まりました。
暇だったらどうしよう…と心配していましたが、それが意外にも楽しいものです!
テレビでは、2つの台風が連続で上陸したことで、とても大変だというニュースが流れていました。
しかし、ダイヤモンドプリンセスではこの快晴!
海の上にいると、雨も風も全く気になりません。
毎日晴天でした。
瀬戸内海クルージングは最高!
唯一、元のスケジュールの予定通り行われたのが瀬戸内海クルージングです。
天気があまり宜しくないので写真映えしていませんが、最高に楽しかったです。
瀬戸内海はたくさんの島々と島をつなぐ橋が見どころ。
瀬戸内海を横切りながら、近隣の島々の解説を丁寧に船の中で放送してくださいます。
橋の下を船が通過するたびに乗船客は大歓声!
シャッターチャンスです。
まだまだある!寄港地の変更
2回目の変更は、台湾をめぐるクルーズのときでした。
台湾で、基龍(台北)、花蓮、高雄の3か所巡る予定でしたが、これまた台風の影響で高雄への寄港がキャンセル。
鹿児島に変更になりました。
鹿児島港では急な帰港にもかかわらず、たくさんの観光バスが待機。
新たなるオプショナルツアーが組まれていました。
出港セレモニーも大規模で、写真の和太鼓の演奏でした。
「帰港してくれて、ありがとう」という言葉をもらいました。
船内で他の乗船客の方ともお話しましたが、寄港地の変更を経験された方、何人かいらっしゃいました。
「港に停泊したまま、2日間動けなかった。」
「全然予定してない港に寄港した。」
という経験談をお伺いしました。
天候の影響による日程変更は避けられない
クルーズの旅で、天候による寄港地の変更は避けられないものだな、と思いました。
ただクルーズ船のスタッフや、新たな寄港地の皆さんが、乗船客を退屈させないようにと努力してくださる姿に感動。
楽しい船旅をすることが出来ました。