諏訪大社四社参拝記、上社前宮編です。
鳥居から参道を歩く
諏訪大社上社前宮の鳥居までやってきました。
今日は猛暑日。
ですが、鳥居をくぐると涼しく澄んだ空気が流れています。
2つ目の鳥居です。
狛犬様です。
神のお使いである狛犬様。
若獅子社
狛犬様の後ろ側、若獅子社があります。
諏訪明神・ 建御名方命(たてみなかたのみこと)の御子達が祀られているそうです。
手水舎
手水舎。
私が参拝した時期は2020年8月。
このご時世のため、手水舎も特別措置で竹の水を通っているのだと思われます。
敬神崇祖(けいしんすいそ)の石碑
手水舎の後ろには「敬神崇祖(けいしんすいそ)」という石碑が。
意味は、「神を敬い先祖をあがめる」という意味だそうです。
神紋穀(かじ)の木
「神紋・穀(かじ)の木」とあります。
(穀の木は見えませんが。)
諏訪大社の神紋は、上社が4本足の穀の木、下社が5本足の穀の木です。
十間廊(じゅっけんろう)
十間廊(じゅっけんろう)です。
十間廊と言う名前は、間口が三間(約5.5m)、奥行きが十間(約18m)あることからきています。
十間廊を上から見るとこんな感じです。
三月の酉の日に行われる御頭祭(おんとうさい)という神事が行われる場所です。
御頭祭は酉の祭とも言われ、鹿の頭などを神様にお供えします。
昔は75頭もの鹿の頭が供えられたそうですが、その中に必ず耳の避けた鹿がいたそうで、それは「諏訪の7不思議」の1つになっています。
十間廊のお隣、内御玉殿(うちみたまでん)は残念ながら改装か改修でしょうか…。
その昔は、この内御玉殿に諏訪大社の神宝である「真澄の鏡」「八栄の鈴(やさかのすず)」「御鞍」が収められていたとのこと。
現在は上社の宝物殿に収められています。
御室社
階段を登りましょう。
そんなに急ではないので、大丈夫です。
階段の上には、木の間に祠があります。
こちらは「御室社」と呼ばれるそうです。
解説によると…
諏訪郡では中世のころまで半地下式の土室が造られ、蛇の形のミシヤクジ神と共に「穴巣始(あなすはじめ)」という冬ごもりをしたそうです。
旧暦の12月22日に「御室入り」、翌3月中旬の寅の日まで土室の中で神事が行われたそうです。
なんとも神秘的なお話です。
前宮水眼広場(まえみやすいがひろば)
前宮水眼広場(まえみやすいがひろば)です。
2020年6月27日に共用が始まったばかり。
交流センターもあり、週末には「茶房すいが」が営業しているとのこと。
地元の方たちの憩いの場にもなっているそう。
なんとも贅沢な憩いの場ですね。うらやましい。
さらに上に上り、本殿、御柱を目指します。
諏訪大社・上社前宮ご本殿
いよいよご本殿に到着しました。
正面には諏訪大社上社の神紋、4本足の穀の木が見えます。
昭和7年、伊勢神宮の御用材で建てられたものだそうです。
諏訪大社の公式ホームページによると…
諏訪明神が初めて居を構えた諏訪信仰発祥の地とも伝えられています。
引用元:諏訪大社公式ホームページ
御柱と名水「水眼(すいが)」の清流
どどん!
ご本殿に向かって右側、前宮一之御柱がありました。
あまりの高さに「おお~」と声が出ます。
ご本殿の左側には前宮二之御柱。
後ろに見えるのは前宮三之御柱です。
前宮二之御柱のすぐ側を流れるのが、名水「水眼」の清流です。
写真や動画では伝わらないほどの美しさ。
マイナスイオンの癒しがいっぱいです。
清流の横を通りながら、前宮三之御柱を目指します。
前宮三之御柱です。
前宮三之御柱を振り返りつつ、ご本殿の後ろを通って最後の御柱へと歩きます。
前宮四之御柱が待ってくれています。
諏訪大社4社のうち、御柱を歩いて回れるのはここ、上社前宮だけです。
ぜひ堪能してください。
ご本殿を後ろから眺めます。
前宮四之御柱までやってきました。
前宮四之御柱からご本殿を見ると、癒されながらもパワーをいただきます。
諏訪大社・上社前宮の御朱印
諏訪大社上社前宮へのアクセス
〒391-0013 長野県茅野市宮川2030
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