「パルマハム」って聞いたことありますか?
世界三大ハムの一つと言われ、とても美味しいハム。 このパルマハムに代表される美食の街、パルマの観光を楽しんでまいりました。
どうせハムを食べるならパルマから少し遠出して、ハムの王様を味わうべく、ジベッロ村にも足を伸ばしました。
パルマ観光とジベッロ村のランチをまとめた記事です。
イタリア美食と芸術ツアー|ジベッロ村からパルマを巡る1日
北イタリアで美食の街、パルマ。
美食と芸術の街です。
ミラノ、フィレンツェからも近いので、日帰りツアーも多くあります。
私が選んだのは次のコースです。
●ボローニャに滞在。
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(車で1時間40分くらい移動)
↓
●美食の街ジベッロ村に立ち寄り、日本でも有名なお店でランチをいただく。
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(車で40分くらい移動)
↓
●芸術と食の街パルマを観光
↓
●ボローニャに帰る
というものです。
まったく同じコースでない方でも
「ローマやフィレンツェ滞在中にパルマへの日帰り観光を検討している。」
「有名な絶品生ハムについて知りたい。」
zという方におすすめの記事です。
美味しんぼにも登場したジベッロ村
ボローニャから1時間40分、ミラノから1時間20分のところにあるジベッロ村にやってきました。
ジベッロ村に立ち寄る目的は、ランチに絶品のハムをいただくことです。
ただの生ハムではありません。
「ハムの王様」と呼ばれ、人気のまんが「美味しんぼ」で紹介されたレストランに行くのです。
Trattoria La Bucaでクラテッロを頂く
「Trattoria La Buca(トラッテリア・ラ・ブーカ)」です。
ホテルとして、客室もあるステキな建物です。
お店に着いたら、まずは生ハムがずらりと並んだお部屋に案内されました。
生ハムの王様と呼ばれるクラテッロがずらりと並んでいます。
ジベッロ村のクラテッロとはどんなハム?
●豚の腿肉の中心部分にある特に柔らかくて最上の部位を切り出し、熟成させる。
●ジベッロ村など一部の限られたエリアでしか作れない。
●年間の生産量も少なく、「幻の生ハム」と言われる。
お肉は新鮮なうちに塩漬され、豚の膀胱につめられます。
紐でしばったあと、ゆっくり1年かけて熟成されるのです。
ジベッロ村のクラッテロの生産は、年間にたった6万本しかありません。
毎年11月~2月の冬の間に塩漬けが完了。
春ごろまで乾燥させ、その後にセラーに移されるのだそうです。
細長くぶらさがっているのはサラミですって。
チーズもありました。
ワイン、ランブルスコ。
ワインのラベルには「Trattoria La Buca」と。
生ハムセラーを出たあとは、建物の中を見学しました。
ハムのスライサーがあります。
「美味しんぼ」が飾られていました。
美味しんぼの第81巻、イタリア対決の中で、ここレストランTrattoria La Bucaと看板メニューのクラテッロが紹介されたんですね。
ラ・ブーカの名物おかみだった、ミリアムさんの写真。
ランチはステキなテラス席で
日差しが差し込み、緑がキレイなテラス席です。
楽しみにしていたランチがスタートします。
前菜が出てきました。
有名なクラテッロが出てきました。
「生ハムの王様」「幻の生ハム」が目の前に。
本当に有名なので、クラッテロ・ディ・ジベッロで検索すると、同じ写真が山ほど出てきます。
山盛りです(笑)
バターと一緒に食べるのが最高です。
さきほどセラーで見たサラミ。
生ハムに負けず美味しい。
中にはかぼちゃが入っていました。
ズッキーニのオイル炒め。
パスタ。
もうひとつお肉。
巨大チーズです。
食べた分をグラムで計ってくれてお支払いするという仕組み。
顔の前にチーズを出すと大きさがわかります。
もうひとつチーズ。
これも巨大です。
ワイン。
美味しいワインと生ハム、パスタに夢中になり、2時間以上もゆっくりとランチを楽しみました。
Trattoria La Bucaの詳細
Via Ghizzi, 6, 43010 Zibello PR, イタリア
trattoria labuca(トラッテリア・ラ・ブーカ)のホームページはこちらから
芸術と歴史の街・パルマ観光を楽しむ
ジベッロ村から車で移動すること40分。
パルマに到着しました。
パルマ大聖堂へ
パルマ大聖堂です。
正式にはCattedrale di Santa Maria Assunta(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)というそうです。
高い塔は、鐘楼です。
大聖堂の入り口です。
プロテュルムのライオンという歴史ある彫刻があります。
中に入ると、素晴らしいフレスコ画にため息が出ます。
パルマ大聖堂で見逃してはならないのが、天井画の「聖母被昇天」
16世紀初めにコレッジョによって描かれたもの。
聖母マリアの死から3日後、魂と肉体が天上へと昇天していく場面です。
天に浮かんでいるキリスト。
そのキリストに向かってマリア様が昇天していくのです。
木製の説教壇です。
素晴らしい彫刻。
真ん中に祭壇があります。
パイプオルガンもあります。
真ん中の丸天井の絵は、ジローラモ・マッツオーレ・ベドーリによって描かれたフレスコ画。
ラタンツィオ・ガンバラによって描かれた壁面フレスコ画です。
ゆっくり見ているとあっという間に時間が経ちます。
パルマ洗礼堂
続いて、お隣の洗礼堂へ行きます。
外壁は、ベローナ産の大理石でてきています。
白とピンクの大理石です。
中に入ると素晴らしいフレスコ画の数々。
ドーム型の天井にもフレスコ画が。
真ん中には、LA VASCA BATTESIMALE、洗礼用のフォントです。
第二の洗礼用のフォント。
足元にはライオンが。
キリスト教の象徴とされる生き物です。
パルマの街歩きからガリバルディ広場へ
パルマ大聖堂に別れを告げましてパルマの街を歩きます。
ポデスタ宮が見えてきましたよ。
ガリバルディの記念碑です。
ジュゼッペ・ガリバルディとは、イタリア王国成立に貢献した軍事家です。
ガリバルディ広場にあります。
後ろの建物は総督宮殿。
Palazzo del Governatore
時計台の美しい建物です。
ガリバルディ広場にはたくさんの人が。
カフェに入ってみます。
のんびりとカプチーノ。
パルマ駅の方に向かって歩きます。
自転車が多いですね。
Palazzo della Pilottaです。
パラッツォ・デッラ・ピッロッタ。
ピロッタ宮殿です。
16世紀にファルネーゼ家によって建てられた宮殿です。
中には国立博物館、ファイネーゼ劇場、国立絵画館、図書館があります。
Art School Paili Toshi
美術の学校が見えます。
壁には大きな鳥の絵が。
この向こうはパルマ川です。
芸術の街パルマのフレスコ画は一見の価値ありです。
まとめ
●パルマ大聖堂、洗礼堂のフレスコ画は一見の価値あり。