イタリアで、地元の人でもなかなか食べられない。
そんな食材があったら食べてみたいと思いませんか。
希少な食材を求めてイタリア・モデナへ行って参りました。
初めて出会った熟成バルサミコ酢の味に感動です。
「モデナってどんな街?」
「希少な食べ物に出会いたい。」
「イタリアで、もう一か所どこかステキなところへ出かけたい。」
そんな方におすすめです。
イタリ・アモデナってどんな街?
モデナはイタリアで人気の観光地。
モデナの観光スポットはたくさんあります。
●フェラーリ博物館
https://musei.ferrari.com/en/modena
●世界遺産のモデナ大聖堂、市民の塔
●バルサミコ酢醸造所の見学
です。
私は、バルサミコ酢醸造所の見学に行きました。
モデナのバルサミコ酢はとっても有名
「モデナのバルサミコ酢」と言えば、世界的にも有名です。
地元の方のおすすめで私たちが見学したのは、Leonardi(レオナルディ)。
https://www.acetaialeonardi.it/en/
100年以上の歴史を持つバルサミコ酢の醸造所です。
事前にレオナルディのバルサミコ酢のお値段を調べてみると…。
30年熟成もののバルサミコ酢で、お値段30,000円です。
100年熟成のバルサミコ酢になると、100,000円します。
スーパーで買えるバルサミコ酢とどう違うの?
レオナルディの熟成バルサミコ酢が、とってもお値段が高いのはわかりました。
それにしても高すぎる…。
普段、スーパーで手軽に買えるバルサミコ酢とは比べ物になりません。
なぜここまでお値段が違うか?というと…。
そもそもスーパーなどで流通しているものは、「バルサミコ酢」ではなく、「バルサミコ風調味料」だというのです。
●果実酢のひとつである。
●原料はブドウの濃縮された果汁。
●長期間、樽熟成されたもの
熟成させていないブドウ酢に、香料、カラメルなどを加えてバルサミコ酢に似せたもの。
実は「バルサミコ酢」 と呼んでも良いものは、イタリア国内を含めてほとんど出回っていなくて、ほとんどが「バルサミコ風調味料」なのです。
バルサミコはイタリア人にとっても、大変貴重なものなのです。
もちろん、バルサミコ酢風調味料だとわかっても美味しいものが多く、食べるには十分ですが。
更に希少な伝統的バルサミコ酢・アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ
貴重なバルサミコ酢のなかでも、更に貴重なものが
「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ」です。
日本語で言うと 「伝統的なバルサミコ酢」
アチェート=お酢
バルサミコ
トラディツィオナーレ=伝統的な
という意味です。
「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ」と呼ばれる製品は、法律で定められている次の条件を満たしたものだけ。
●最低12年熟成されたもの。
●使うブドウの品種も限定されている。
●製法にも細かい決まりがある。
これらの条件を満たしていないと
「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ」
を名乗る事は出来ないってことです。
更にさらに希少になるのが、イタリアの「原産地名称保護制度」=「DOP」認定されたものです。
イタリアに数ある伝統的な食材を品質管理、産品保護を目的として、地域を指定して基準をみたすものだけに特定原産地の名称を付する販売することを許可する。
このDOP指定を受けられるのは、アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレの中でも更に希少です。
●モデナで作られたもの
●レッジョ・エミリアで作られたもの
とという風に産地も限定されています。
DOP認定された「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ」はものすごく希少なのです。
この希少すぎるバルサミコ酢に出会える醸造所の見学をすることにしました。
LEONARDIバルサミコ醸造所に到着
とっても可愛らしい建物。
ブドウの熟成樽のモニュメントが。
これもお花いっぱいでカワイイ。
ブドウ畑が広がります。
建物の中に入ってみます。
可愛くて美味しそうなバルサミコが並んだショップがあります。
大きな樽で熟成中。
樽からしみ出した熟成中のバルサミコ。
これ、なめても美味しいそうです。
そしてついに、100年もの、100年熟成のバルサミコ酢を試食しました。
試食用のスプーンをいただき…
ペロっとひとくち。
これは、もはや私が知っているバルサミコ酢ではありません。
幸せな体験をしました。
どどん!
あります。
50年もの、100年もの、150年もの。
お土産に買ったもの
Leonardiでは、4種類のバルサミコ酢を買いました。
5年熟成、12年熟成、15年熟成、30年熟成。
15年と30年を使ってみましたが、何にかけても美味しいです。
すごい高級なドレッシング。
アイスとかパンケーキとかデザートにかけてもOK。