横浜のお酉様と呼ばれ、酉の市で賑わう金刀比羅大鷲神社。
横浜では、最大級の酉の市が行われるところです。
また、近くの横浜橋商店街では、酉の市でしか食べられないグルメもあります。
金刀比羅大鷲神社の酉の市|日程と混雑
酉の市の日程
2023年は酉の市は三の酉まで。
一の酉
11月11日(土)
二の酉
11月23日(木)
参拝者
10万人以上
露店・屋台
400~500店舗
11:00~23:00頃まで
酉の市の日、参拝者の行列は最寄り駅である「阪東橋駅」から「横浜橋商店街」を通り、金刀比羅大鷲神社までずっと続きます。
かなりの混雑です。
酉の市では特別祈願
金刀比羅大鷲神社の酉の市では、神社や露店で授与した熊手やお守りを改めてご神前近くにお供えし、授与された方の幸せをご祈願してくださるものです。
横浜橋商店街でグルメを楽しむ
金刀比羅大鷲神社近くの横浜橋商店街では、様々なグルメを楽しむことが出来ますよ。
この横浜橋商店街、惜しまれながらお亡くなりになった落語家の桂歌丸さんが、名誉顧問をされていました。
何でも、歌丸さんこの近くに住んでいらっしゃったそうです。
金刀比羅大鷲神社の提灯にも歌丸さんの名前が見られます。
また、横浜橋商店街では、金刀比羅大鷲神社の酉の市の時期限定でグルメも楽しめるという事で、大人気なのです。
横浜橋商店街の屋台がとても充実しています。
ここからは、横浜橋商店街のおススメグルメをご紹介します。
福美高麗人参産業
神奈川県横浜市南区高根町1-3
福美高麗人参産業でおすすめは、行列が出来るほど人気の名物「トック」200円。
普段はキムチやさん。
二の酉なので、横浜スタジアムからよこはまばし商店街に。まずはトックを食べます。 (@ 横浜橋通り商店街 (よこはまばし) in 横浜市, 神奈川県) https://t.co/vYnhmO3UeP pic.twitter.com/Ug4dIYlj72
— HIROKI (@hiroki_2002) 2014年11月22日
酉の市の日にしか食べられないグルメです。
200円でキムチも入れ放題。
わざわざトックを食べに地元に帰ってくる人もいるのだそう。
栃木屋惣菜店
神奈川県横浜市南区高根町1-4
横浜橋商店街の栃木屋惣菜店にて、海鮮かたやきそば #酉の市 #横浜 pic.twitter.com/vcqCDXnKfR
— sanpo_aruki (@sanpo_aruki) 2015年11月5日
こちらは地元の人からも大評判のお総菜屋さん。
人気メニューのおすすめメニューは、「ハムカツ」「ポテトサラダ」「海鮮入りかた焼きそば」
更に「えびフライ」に「イカフライ」(笑)
一度テレビ番組のバイキングにも登場。
紹介されたメニューは「昔ながらのコロッケ」でした。
狐狸庵 (コリアン)
神奈川県横浜市南区真金町2-17-3
肉と言えば肉王子!
これどうですか?スペアリブ!
1個700円ですが、ランチとかで食べる分ありますよ。
横浜橋商店街
裏にある孤狸庵という洋食屋です。
毎年、酉の市来るとかってます! pic.twitter.com/nzYEM5Fj0o— braincloud @夏本番きゅん❤️ (@gogolowrider) 2016年11月23日
人気の洋食屋さんは、スペアリブを販売!500円
炭火焼きでふっくらジューシー!
銭爺屋(ぜにや)
神奈川県横浜市南区真金町2-18
台湾料理店は、お惣菜を販売してくれます。
横浜大鷲神社の酉の市
1872年、今の地に大鷲神社がご鎮座されてからすぐ、酉の市は始まりました。
金刀比羅大鷲神社には「天之鳥船之命」という神様が祀られています。
天之鳥船之命(あめのとりふねのかみ)とは?
天之鳥船之命(あめのとりふねのかみ)という方は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の間ににお生まれになられた、船の神様です。
鳥のように早く、石のように堅固な楠(くすのき)の船を意味するのです。
それにちなんで、お宝は「鳥船」→鳳凰(ほうおう)→鳳(おおとり)。
この鳳の「とり」に干支の「酉」の字をあてられて、酉の市と呼んでいますが、金刀比羅大鷲神社の酉の市、正しいお名前は「鳥街」(とりまち)。
または「お酉様」という大鷲神社の例大祭です。
最初の頃、この酉の市は、武将階級のみが参加する祭りでした。
ですが、商人や遊郭などの「開運守護」の信仰があって毎年11月「酉の日」に行われるように変わっていったのです。
金刀比羅大鷲神社の歴史
1859年、横浜港が開港されるにあたり、港崎遊郭(みよぎゆうかく)が開業しました。
「遊郭」と言えば歌舞伎の演目や、時代劇くらいでしか見ることも聞く事もなくなりましたね。
当時の公許の遊女と遊ぶところでした。
開港予定の横浜村に遊郭が作られた理由は、開港場を横浜村とすることに反対する外国人を引き付けるため。
そして、オランダ公使から遊女町開設の要請があったからだと伝わっています。
この港崎遊郭の建設を請け負った人は、「岩亀楼」(がんきろう)いう遊女屋の主人、佐藤佐吉。
その佐藤佐吉が、讃岐の象頭山(ぞうすざん)(香川県三豊市・善通寺市)から、金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)をご分霊をお祀りされたのが、金刀比羅神社の始まりです。
港崎遊郭の守り神、商売繁盛を願ってご鎮座されたのです。
最初、金刀比羅神社は、港崎町(今の横浜公園)にありました。
その後に港崎遊郭の引っ越しと共に2回お引越し、1872年には大鷲神社が合祀。
1882年に今の場所にご鎮座されました。
境内には「伏見稲荷大明神」も祀られています。
「すし塚の碑」いうものもあり、「鮨ネタ」の供養をしています。
金刀比羅大鷲神社へのアクセス
金刀比羅大鷲神社
横浜市営地下鉄「阪東橋駅」より徒歩5分