滋賀県琵琶湖のパワースポット、湖上の鳥居で知られる白鬚神社の参拝記です。
漢字も難しいですよね、「白髭神社」でなく、「白鬚神社」
アクセスが多少不便なので、レンタサイクルを借りて行って参りました。
御朱印もいただき、延命長寿のご利益を授かるようにと祈願してまいりました。
JR近江高島駅~白鬚神社へレンタサイクルで移動
白鬚神社の最寄り駅は、JR湖西線の近江高島駅です。
ここからバスなどはなく、乗り合いタクシーまたはタクシー、もしくはレンタサイクルを利用します。
レンタサイクルは、駅の観光案内所で借りることが出来ます。
近江高島駅の観光案内所は9:00~13:00しかあいていません。
駅前のローソンで買い物を済ませ、片道15分かけて、白鬚神社に向かいます。
サイクリングロードはこんな感じで続きます。
他にも自転車で走っている人、多く見かけました。
後ろを振り返ると、こんなにのどかな風景が広がる。
このあたりから、本格的な自動車道の脇を進むことになります。
一生懸命自転車をこぐこと10分少々。
琵琶湖に鳥居が見えてきました。
有名な白鬚神社の鳥居です。
ようやく白鬚神社の駐車場に到着しました。
タクシーだと7~8分くらいで到着するそうです。
延命長寿のご利益・白鬚神社
湖上の鳥居
有名なのは、湖上の鳥居です。
とてもスピリチュアルな雰囲気ですね。
白鬚神社のホームページによると…
由来=古来波打ち際に鳥居が見え隠れしていたとも、天下変災の前兆として社前の湖中に石橋や鳥居が突然姿を現したとも言われる。(社伝・社記)
湖上交通の盛んな頃、舟でのご参拝の目印でもあったか?
引用:白鬚神社公式ホームページ
写真で見ていただくとわかるのですが、白鬚神社から道路を挟んだ向こう側に湖上の鳥居があります。
琵琶湖方面に渡る横断歩道や歩道橋はなく、近くで鳥居を見るには道路を横断しなければなりませんが…。
白鬚神社の境内では、「道路を横断しないでください」というアナウンスがずーーっと流れていました。
確かに車の通りが多い車道なので、横断はとても危ない。
近くで写真を撮りたい気持ちはわかりますが、ここは神様から「渡らないで」というお願い。
きちんと約束を守って、道路の反対側から撮影するのが一番ですね。
道路を渡らずとも、こんな感じの写真なら撮影できますよ。
とても力強い、琵琶湖の神秘的な景色とも重なってとても素晴らしいです。
拝殿・ご本殿
こちらは拝殿です。
全国に300あると言われる白鬚神社の総本家。
祀られているのは、猿田彦命(さるたひこのみこと)。
お導きの神様、指針を示すご利益があるとして慕われる神様です。
全国にある白髭・白鬚神社の総本山です。
後ろにあるのがご本殿。
この白鬚神社の猿田彦命は、白髪で白いひげの老人の姿をしておられるとか。
古来より、延命長寿のご利益で慕われてきたそうです。
上の宮
湖上の鳥居からまっすぐに伸びる階段があります。
上には、この滋賀県に由来のある紫式部の歌碑もあるとの案内があります。
上に上ると「上の宮」と呼ばれる場所があり、10のお社があります。
八幡三社。
向かって右より加茂神社、八幡神社、高良神社とありました。
上の宮で中央に祀られているのは、天照皇大神宮(内宮)。
ご存知の通り、伊勢神宮内宮の神様です。
向かって一番右は、豊受大神宮(外宮)。
豊受姫命が祀られています。
伊勢神宮外宮のご祭神です。
上の宮から見下ろす琵琶湖。
紫式部の歌碑は、ここにありました。
写真中央にあるのは、羽田岳水の句碑です。
中野照子の歌碑。
上の宮のお社はまだ続きます。
天満社。
学問の神様、菅原道真公が祀られています。
波除稲荷社。
東京都の築地にある波除神社は厄難除のご利益で知られていますね。
寿老人社、弁財天社と並びます。
白鬚神社古墳群と岩戸社
さらに上へと向かう道を歩きます。
神々しく鎮座されている石があります。
この白鬚神社の後ろには「白鬚神社古墳」があり、石室と呼ばれる石造りの埋葬施設があります。
石のすぐ近くには「岩戸社」があります。
この岩戸社は、古墳の石室の上に建てられた神社です。
磐座(いわくら)でしょうか。
※磐座…石に対する信仰。
古墳などのある土地は、古来より聖なる地とされ、多くの政がまつりごとが行われたといいます。
これも白鬚神社がパワースポットと言われる理由のひとつでしょう。
琵琶湖を見ながら階段を下る
再び、湖上の鳥居と直線でつながれた階段を下ります。
ずっと上から琵琶湖を見ていたいような気持になります。
若宮神社です。
祀られているのは太田命(おおたのみこと)。
猿田彦命の別名である、または子孫にあたるなど諸説あります。
手水舎。
社務所には、お守りの授与やご祈祷をお願いする方の列が出来ていました。
白鬚神社の御朱印
帰り道に寄り道したい場所
美しい湖上の鳥居に別れを告げ、再び自転車で高島駅へと向かいます。
途中、「鵜川四十八体石仏」と矢印が出ていたので、そちらに寄り道。
なかなかの坂を上ります。
これですね。
とても珍しい石仏群。
六角義賢が、亡母のため建立したそうです。
再び自転車にのり、今度は坂道をくだります。
再び、あの最高に気持ちいい道に戻ってきました。
5分もすると、池にうかぶ橋が見え始めました。
乙女が池です。
万葉の時代は「香取の海」と呼ばれ、山の麓まで琵琶湖の入り江だったそうです。
美しいですね。
戦国時代には信長の命により築かれた大溝城の外濠としても使われたそうです。
JR近江高島駅の近くには、大溝城跡もありました。
水城であり、「鴻湖城(こうこじょう)」とも呼ばれたそうです。
近江高島には、琵琶湖を囲む歴史の舞台、パワースポットがたくさんありました。
白鬚神社へのアクセス
滋賀県高島市鵜川215番地