北スペインバスク地方ゲルニカ~ビルバオの観光記です。
ビルバオでは、グッゲンハイム美術館と世界遺産ビスカヤ橋へ。
グッゲンハイム美術館は、規模の大きさと出会ったことのない斬新なアートに驚き。
ビスカヤ橋は高さ50mの橋をドキドキしながら渡るのです。
ゲルニカの街では、戦火を逃れた歴史的な建造物を見てきました。
ビルバオの世界遺産ビスカヤ橋
世界遺産でもあって、ビルバオに来たなら絶対に見ておいた方がいい。
そう言われたビスカヤ橋。
しかし・・・ 何度話を聞いても橋の具体的なイメージがわいてこない。
「橋についているゴンドラが運搬をしている」
↑
うん、これは意味が分かる。
ゴンドラの上の橋を歩いて渡る事が出来る。
↑
ゴンドラの上に橋がある・・?
ちょっとイミフ。
全くわからなくなったのは、ここから先・・・
ビスカヤ橋の下を船が通り抜けるためには、橋の高さを高くする必要がありました。
↑
うん、わかるよ。
でも、高くすると橋まで登る坂道を作る必要がある。
↑
これもわかる。
そこで、坂道を作らず橋の下をゴンドラで結ぶことにした。 (。-`ω-)・・・
いまいちわからない。
橋の高さ以上に大きな船が通るとき、私のイメージでは橋が開く。
いわゆる開橋というやつね。
夕暮れ時の昇開橋は何年ぶりかな? pic.twitter.com/CEfS1a3AkB
— ken@穏やかな心 (@river_894) 2017年6月2日
開閉せずに、橋よりも高い船を通すってどういう事?
ゴンドラとどんな関係が?
近くまで行ったらその意味が分かるっ!
なんと橋の下にゴンドラが吊るされていて、左右の対岸の間を行き来しながら、人や車を運んでいる
Σ(・ω・ノ)ノ!
なるほど。
ゴンドラを動かすことで、ゴンドラのない場所を船が通る事が出来るってわけですね。
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■ビルバオの観光スポットサン・ファン・デ・ガステルガチェ教会
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ビスカヤ橋の橋脚の上を歩いてみた
さて、この橋を渡る方法は2つ。
ゴンドラに乗ってわたるか。
それとも、エレベーターで橋の頂上まで上がり、歩いて渡るか。
私たち10人のうち高所恐怖症の1人を除いて、全員上を歩く事に決定。
エレベーターで上まで上がると。。。
この景色。
あたりの街が一望できます。
高さは何と50m。
下を動いているゴンドラが、この小ささ(笑)
高所恐怖症の人は絶対にだめ(笑)
私も真下を見ると、内臓がキューンってなりました。
世界遺産に登録された事を記念して、こんな文字が橋に刻まれています。
「Puente Vizcaya patrimonio Mndial」
これは、思わずみんなで足と一緒に撮影。
そんな橋の隙間から一瞬でも下を見ると、恐怖です(; ・`д・´)
無事、橋を渡って反対の岸から写真を撮影。
ポルトゥガレテ地区とゲチョ地区という全く個性の違う2つの地区を結んでいる橋のため、対岸の景色は全然違います。
これもビスカヤ橋の魅力。
帰りの道は、ゴンドラに乗って橋を渡ってみました。
真ん中に車や二輪車。
人は両端に乗りますが、左右での行き来は出来ません。
ゴンドラの右端か、左端のどちらかに乗ります。
ビスカヤ橋へのアクセス
Puente de Vizcaya Zubia, Getxo, Bizkaia,
最寄り駅 Areeta駅Portugalete駅と両岸に駅があります。
少し距離は歩きますが、とてもきれいな街並なので、苦になりません。
便利なツアーもあります。
グッゲンハイム美術館
ビルバオに行ったら必ず訪れたいグッゲンハイム美術館。
美術館に入る前の奇抜なオブジェからいきなり驚かされます。
時間がない人は、外のオブジェを楽しむだけでも十分だと思います。
もくもくと水蒸気のようなものも出ていて、その水蒸気すらアートの一環なのだとか。
この霧のようなアートは、日本人の中谷芙二子さんの「霧の彫刻」という作品です。
美術館の後ろにかかっている橋の下から霧が出てきます。
中はかなり広いです。
1階には迷路のようなものもあり、けっこう歩きますよ。
お土産には、展示物に関する珍しいものもあって、いろいろと買い物が出来ました。
お土産にエコバック、おすすめ。
開館時間
10:00~20:00
休館日
毎週月曜日
12/25,1/1
入場料
大人 16ユーロ
シニア 9ユーロ
学生(26歳以下) 9ユーロ
子供 無料
バスクの旅、振り返り。
何度も訪れているスペインでも初めて訪れたバスク。学生時代にスペインに関することを学び始めた頃は工業都市で観光で行くなんて全く思いもよらなかったビルバオが、グッゲンハイム美術館の誘致をきっかけにこんな素敵な観光地になっているのが驚きだった。#バスク pic.twitter.com/P2aOppaamn— Chie.A (@milpinturas) 2017年7月10日
グッゲンハイム美術館/スペイン
フランクゲーリー。午前中の快晴の中、川辺にたたずむグッゲンハイムを見て水際の建築って最強だと思った。夕方の陽の光を反射する姿もかっこいい。とにかくかっこいい。 pic.twitter.com/GHGzQqRl5h— space (@space20161210) 2017年4月4日
ビスカヤ議事堂
議事堂として、今でも利用されているこの建物。
中はまるで美術館です。
1937年、スペイン市民戦争での空爆の被害を逃れたという奇跡の建造物。
建物の内部では、歴代議員の肖像画、フェルナンド5世の宣誓画、ビスカヤ県の紋章などを見ることが出来ます。
オークの木。
300年前、オークの木の前で独立の宣誓を行ったとされる歴史的な木です。
現在は4代目になります。
2代目、3代目の木も見ることが出来ます。
ピカソのゲルニカ
ビスカヤ議事堂から徒歩5分ほど。
坂を下るとピカソの絵画「ゲルニカ」に出会えます。
当時、スぺインはソ連が指示する共和派が国を治めていました。
そこにドイツが指示する保守派のフランシスコ・フランコが、反乱を起こします。
スペイン北部を次々に制圧していくフランコ。
1937年、このゲルニカは、ドイツ空軍、コンコルド軍団から無差別爆撃を受けます。
世界初の無差別爆撃は、3時間もの間、20分おきに爆撃をされ、罪のない大勢の市民が犠牲になりました。
その悲惨さが描かれたものです。
ピカソはこの無差別爆撃に怒りを感じたのですね。
現在、ピカソが描いたものはマドリードのソフィア王妃芸術センターに展示されています。
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