清水寺の山門をくぐる前にまずは立ち寄りたいパワースポットがあります。
うっかり見逃してしまいそうな強力なパワースポット、首ふり地蔵、善光寺堂です。
善光寺は、恋愛運と金運のパワースポット。
ご利益を知ってしまうと通り過ぎることが出来なくなってしまいます。
善光寺についてまとめました。
清水寺善光寺堂は、知る人ぞ知る縁結び・金運のパワースポット
清水寺山門のすぐ脇。
ほとんどの観光客が立ち寄らず、まっすぐ清水寺に行ってしまう場所にパワースポットはあります。
善光寺堂の首振り地蔵。
洛陽三十三所観音霊場第十番札所。
とても由緒あるところで、最初は地蔵菩薩を本尊とする「地蔵院」でした。
それが、いつの間にか如意輪観音を中尊とし、明治の中頃に、奥の院南庭にあった善光寺如来堂を合併して善光寺堂となりました。
鎌倉時代末期作の秀逸な如意輪観音坐像、善光寺如来堂の本尊だった善光寺型阿弥陀如来三尊像は、本尊の地蔵菩薩立像と並んで安置されています。
参考:http://www.kiyomizudera.or.jp/info/info01.html(善光寺堂より)
清水寺のパワースポット|縁結びの首ふり地蔵(くびふりじぞう)って?
善光寺堂で縁結びと金運のご利益をくださるのは、善光寺堂の右手前にある首ふり地蔵さまです。
お地蔵様の首が360度回ってしまうと言う全国でも珍しいお地蔵様。
江戸時代の中ごろ、祇園の街に花を添える芸妓たち。
芸妓さんには、一緒にお座敷に上がる「太鼓持ち」という男の人がいます。
芸妓さんを盛り上げてコミカルな芝居などをしてくれる人の事。
その太鼓持ちの一人に鳥羽八という人がいました。
この太鼓持ち、芸妓さんにお客となるだんな方をとっても親身になって世話してくれていました。
とてもお人よしで、誰かが「お金がない」と言えば、お金を貸してあげる人。
結果、鳥羽八さん自身が借金で首が回らなり、悲しいことに自殺なさったのです。
鳥羽八さんをしのんで供養のために善光寺堂に奉納。
それで、首が360度回るのです。
ご利益を求めて首が回されすぎた!首振り地蔵!
今の首振り地蔵は二代目です。
初代の首ふり地蔵さまは、今、二代目の後ろ、格子戸の中です。
江戸時代からたくさんの人が、首を回しながら願掛けをしたことで、首がすり減ってしまいました。
お地蔵様の頭が落ちてしまうなんてことも起きました。
そこで、まずは扉の中にお地蔵様をお納め。
それでも、扉をわざわざ開けてまで首を回す参拝者が耐えませんでした。
とうとう扉に鍵をして首を回すのを禁止されたのです。
でも、「ぜひ首を回したい」と言う熱烈な希望が後を絶たず、ついに今の2代目のお地蔵様を作る事になりました。
首ふり地蔵には、ちょんまげがあって扇子を持っている
2代目の首振り地蔵を作るとき、作る人が見つからないという難題がありました。
普通、お地蔵様って首と胴体がつながっていらっしゃるもの。
「首が切れたお地蔵様を作るのはちょっと・・・」
と、みなさん遠慮されました。
結局、1年かかってようやく製作してくれる人が見つかります。
2代目の像は、あくまでもお地蔵様ではなく、「首の回る太鼓持ちの像」ということになっています。
ですのでお地蔵様の被っていらっしゃるずきんを脱いでいただくと、頭にはちょんまげがあるのです。
よだれかけを外すと手が見えますが、扇子を持っていらっしゃり、羽織みたいな着物を着ていらっしゃいます。
首振り地蔵さまの願掛けの仕方
首振り地蔵様に参拝するときは、首を願い事がある方に向けて願掛けを行います。
例えば、これから旅行に出かけるのなら旅行先に首を向け、旅の安全を祈る。
好きな人がいる場合、その人が住んでいる方角に首を向けて、恋愛成就を祈ります。
首を一周回し「お金に困る事がありませんように。」という御祈願をすると、お金に困らなくなるのです。
首振り地蔵・善光寺の御朱印
こちらの首振り地蔵さま。
清水寺の中でお守りと御朱印を頂く事が出来ます。
場所は、地主神社に向かって右手がわ。
御朱印は、行列が出来ていることもあります。
御朱印を頂く際、善光寺堂という名前がわからなくなっても「首振り地蔵様の御朱印」と言えば、十分伝わります。
善光寺・首振り地蔵のお守り
首振り地蔵さまのお守りです。
一体一体手作りなので、唯一無二、世界に一つだけのお守りが頂けます。
こちらのお守りは首振り地蔵さまと同じように、首が回ります。
家にいながら、いつでも首を好きな人のいる方向に向けていれば良縁が祈願できます。