長崎の諏訪神社に参拝して参りました。
広い境内には、縁結びの神様や商売繁盛の神様がご鎮座されています。
絶対にお会いしたいのがとても珍しい狛犬さま。
願い事が叶う狛犬から安産のご利益のある狛犬様、心のトゲを抜いてくださる狛犬様までいらっしゃいます。
諏訪神社は長崎のパワースポット
長崎県のパワースポット諏訪神社です。
諏訪神社を全国的に有名にしているのは長崎くんち。
長い石段の前の広場。
ここに雄大なくんちが集まってくるのです。
ご利益は縁結び|陰陽石
諏訪神社の参道には男石と女石が埋め込まれています。
よりご利益を頂く参拝の仕方
男性は女石を踏む。
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拝殿前の両性が合体した石を踏んで参拝する。 女性は男石を踏む
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拝殿前の両性が合体した石を踏んで参拝する。
陰陽石の位置を確認!諏訪神社MAP
陰陽石の位置は、上の地図のように諏訪神社の参道にあります。
確認して、踏み忘れないようにしてくださいね。
両性合体石:拝殿の前
女石:四の鳥居付近
男石:一の鳥居付近
ご利益は災難除け|蛙石
石の形が蛙に似ていることで「かえる岩」「どんぐ岩」と呼ばれていました。
昭和57年7月23日におきた長崎大水害の時、本殿の裏山が崩れ落ちました。
蛙岩は本殿近くまで滑り落ちたことで、本殿は土砂に襲われずに済んだのです。
今でも、災難除けのご利益から厚く信仰されています。
ご利益は金運アップ・安産|高麗犬(こまいぬ)の井戸(銭洗い井戸)
拝殿の左後ろにあります。
高麗犬の口から湧き出す水でお金を洗うと倍になると言われています。
このお水は名水として名高く、どんな干ばつにも枯れずに甘い香り漂う清浄水として史書にも残っているほど。
このお水を飲むと安産のご利益もあるのです。
ご利益は止め事|止め事成就狛犬
諏訪神社には、他ではお見かけできない珍しい狛犬さまが鎮座されています。
止め事成就狛犬は、備え付けのコヨリを狛犬の脚に結ぶことで、止め事にご利益があると言われます。
受験で滑らない、などの滑り止めのご利益です。
もうひとつのご利益は 禁忌(きんき)。 お酒、たばこなど断ち切ることが出来るご利益があります。
他にもギャンブル、浮気癖など縁切りしたいものがある人はぜひ参拝してください。
ご利益は心願成就|願掛け狛犬
拝殿右側の後ろにあります。
狛犬を回すことで願い事を叶えてくれます。
江戸時代、長崎の遊女街で遊興していた船員が、海が荒れて出港できず、もう一晩泊まってもらう事を願った遊女たちが、この船の方に向けて願掛けをしたそうです。
また、願掛け狛犬さまの後ろにある祠には、財宝、恵美、音楽と方位を司る弁天様が祀られています。
ご利益は心の開放|トゲ抜き狛犬
拝殿右側後、恵比寿社の前にいらっしゃいます。
「心のトゲ」を抜いてくださるそうです。
お顔は怖い狛犬さまですが、狛犬さまのお口の中に手を入れて、更に願掛けをしましょう。
ご利益は縁結び|恵比須様、大黒様の恋占い
拝殿の左側。 恵比須様と大黒様の恋占いです。
祈願の仕方は
男性はまず、大黒様にお賽銭を入れる。
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恋する人を想い、大黒様から恵比須様に向かって眼を閉じて歩く。
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恵比須様にたどりついたら願いが叶う。
女性は逆です。
女性は恵比寿様にお賽銭を入れる。
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恋する人を想い、恵比須様から大黒様に向かって眼を閉じて歩く。
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大黒様にたどりついたら願いが叶う。
ぜひチャレンジしてください。
ご利益は詩歌上達|廣足神社(ひろたりじんじゃ)
江戸時代に活躍した長崎の国学者であり、また長崎の三歌人の一人である中島廣足は、自身の邸内に柿本人麻呂、本居宣長をお祀りし、詩歌の上達を祈願されていました。
平成2年、広く詩歌の道を志す人たちの守り神として諏訪神社境内に移設されたものです。
ご利益は水上安全・水泳上達|蛭子社(ひるこしゃ)
ご祭神は少彦名命。
蛭子(ひるこ)の神は河川の水上安全、子供の水泳上達などお水にかかわる願い事成就の神様として信仰されています。
更に、水子守護の神でもあります。
蛭子社の階段横には池があります。
この池は川伯の井戸と呼ばれ、川伯(河童)は蛭子の神のお遣いとされています。
蛭子社にご鎮座されるのは頭に皿を載せたカッパ狛犬。
お水をかけて、願掛けをするのです。
ご利益は商売繁盛|玉園稲荷神社
蛭子社の奥、赤い鳥居の並んだ参道を歩いてきます。
境内には抱き大楠があります。
ご神木ですね。
抱き大楠といわれ、ご神木に抱き着くことで、パワーをいただけます。
商売繁盛、金運アップをお祈りします。
ご利益はお祓い|祓戸神社
諏訪神社に向かう階段の途中、祓戸神社の狛犬さまです。
立っておられる狛犬様と逆立ちしておられる狛犬様。
罪を祓い清めてくださるご利益の神様。
ここで身も心も綺麗にして諏訪神社に参拝するのです。
諏訪大社のマメ知識
ご利益をくださるご祭神
諏訪神社には、諏訪神社と森崎神社、住吉神社と三社が称されます。
諏訪神社のご祭神
建御名方神(たけみなかたのみこと)
千人がかりで動かす大きな岩を1人で軽々と持ち上げる剛力の持ち主です。
八坂刀売神(やさかとめのかみ)
建御名方神のお妃様。
二柱で諏訪大神と呼ばれ、武運、厄除けの神様です。
森崎神社
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
伊邪那美神(いざなみのかみ)
二柱で森崎大神と呼ばれます。
縁結びの神様として有名な神様です。
住吉神社
底筒之男命(そこつつのおのみこと)
中筒之男命(なかつつのおのみこと)
表筒之男命(うわつつのおのみこと)
三柱で住吉大神と呼ばれ、海上安全、大漁満足の神様。
諏訪神社のご由緒
長崎は戦国時代にイエズス会の教会領になりました。
かつて長崎市内に祀られていた諏訪神社、森崎神社、住吉神社の三社は焼かれたり、壊されたり
していたのです。
1625年、初代宮司となる青木賢清によって、官許を得て西山郷円山(現在の松森神社の場所)に再興して、長崎の産土神とされたことが始まりです。
1648年、徳川幕府より朱印地を得て、現在の地に社殿が造営されました。
諏訪神社は、江戸幕府の朱印状に「諏訪大神ノ社」と記されていて「正一位」の神階と「鎮西大社」の称号を朝廷から賜りました。
江戸時代の中期の大百重二代霊元天皇から「神」一文字の揮毫(きごう・毛筆で書かれた絵や文字)を親授されました。
諏訪神社は長崎の氏神様として、厚く信仰されていくのです。
1857年、火災にあい社殿のほとんどが焼失します。
その後、孝明天皇の思し召しによって10年の歳月をかけて1869年、社殿は再建。
1982年の御鎮座360年記念と1992年の御鎮座370年記念と2度の造営が行われ、現在の社殿が完成したのです。
諏訪神社の大祭として有名な長崎くんちは日本三大祭りのひとつ、国の重要無形文化財に指定されています。
諏訪神社の宝物
長崎と言えば、江戸時代唯一の国際都市。
幕府の援助によって諏訪神社太夫速水治部をはじめ、20余名の能役者を抱えて能が開催されていたのです。
今でもその名残として多数の能面、能装束が伝わっていて、長崎県有形民俗文化財に指定されています。
朝廷、幕府からの崇拝も厚かったため、1689年に霊元上皇の御宸筆が下賜されていたり歴代将軍の朱印状、勝海舟が奉納した脇差我国近代印刷の始祖、本木昌造の木製字母活字など素晴らしい宝物があるのです。
諏訪神社の年中行事
1月1日
歳旦祭
1月7日
七草粥
成人の日
成人の日祭
1月19日
献詠祭
節分
節分祭
2月17日
祈年祭
4月7~9日
森崎祭
4月15日
春季湯立講社大祭
5月5日
子供の日祭(長坂登り)
6月29~30日
住吉大祭(四條流包丁式)
6月30日
夏越大祓い式
10月7~9日
例大祭・長崎くんち
11月15日
七五三祭
11月19日
秋季湯立講社大祭
11月23日
新穀感謝祭
12月31日
大祓い式・除夜祭
長崎・諏訪神社のアクセス
諏訪神社 長崎県長崎市上西山長18-15
車の場合
日銀前交差点から日本銀行長崎支店方向へ。
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突き当りを右折
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直進すると左手に案内板あり。
駐車場
普通車・大型バス駐車場あり。
※大型車事前連絡必要。
下社秋宮共
社務所横、手水舎の後ろ側
路面電車
諏訪神社前下車