浅草酉の市2023の人出・混雑・日程|長国寺の巨大熊手が見れる

江戸の酉の市と言えば、浅草の酉の市。

お祭りがない時でも観光客でいっぱいなのに、一体どのくらいの人出があるのでしょうか。

露店の数や縁起物など気になる事をまとめました。

浅草の酉の市の会場となる長国寺と鷲神社

鷲神社(おおとりじんじゃ)

東京都台東区千束3丁目18−7

巨大熊手となでおかめがシンボルの鷲神社です。

「酉の市期間でなくても、なでおかめは撫でに行く」という人もいるほどのパワースポット。

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長国寺

東京都台東区千束3丁目19−6

鷲妙見大菩薩(わしみょうけんだいぼさつ)は、11月の酉の日にしかご開帳されません。

酉の市の時期だけの特別祈願もあり、参詣者は客殿で赤飯と煮しめのふるまいが受けられます。

この長国寺が浅草・酉の市の発端の地というから歴史があります。

長国寺の境内には「大熊手」が飾ってあり、ど迫力です。

熊手商から毎年奉納されるもので、大きすぎて作業が大変だそう(笑)

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浅草の酉の市|気になる人出・混雑は・・・

2022年の酉の市

2023年は酉の市は三の酉まで。

一の酉
11月11日(土)

二の酉
11月23日(木)

人出

70万人
警察官の誘導あり。

熊手店の出店

150店。

浅草酉の市スケジュール詳細

酉の市前の日
夜11時45分~
「宵宮祭」(よいみやさい)

酉の市当日
0:00~
一番太鼓が鳴る
「御例祭」(ごれいさい)

「熊手御守」(かっこめ)授与が始まる。
※先着3名限定のみ純金の小判と交換でき、「一番札」も授与される。

浅草酉の市のかっこめ熊手とは

浅草酉の市では、「かっこめ」という小さな熊手に実る稲穂、小判、鈴が付いている「開運招福熊手」を有料で配布してくれます。

「かっこめ熊手」は、江戸時代から続いている熊手の形を受け継いできたものです。

その期間たるもの、なんと360余年というからすごいですね。

授与された方には、縁起をかついで火打石でカチカチと切火(きりび)を切ってくれます。

浅草酉の市には屋台も900店が出店

縁起物名物「切山椒」(きりざんしょう)

縁起もの、酉の市の名物「切山椒(きりざんしょう)」餅。

何でも、「黄金餅」(こがねもち)という黄色の餅がありました。

栗でついた餅で形と色が小判みたいだったことで

「これは縁起が良い!」

という事で売られるようになりました。

今はポップな色の餅菓子のもの、山椒のような色のものなど。

「山椒」は、身体に薬膳効果も期待できる程とても良い食べ物。

身体もあったまりますから、寒い時期にはおすすめの食べ物ですね。

「体の中の虫を厄除けしてくれる」
  ☟
「無病息災」に通じるとして縁起物でもあります。

もうひとつ、山椒が縁起物と言われる理由があります。

それは、花も食べられる、実も食べられる、樹の皮まで食べられる、残すところがないほど重宝される植物。

全て使える=有益なことから、縁起物とされています。

また、酉の市の時期は、家事の多い時期でもあるため、火の用心の祈りを込めて。

切山椒の「切」は、「切り回しが良くなる」という意味もあります。

「三の酉」の年は火事が多い|浅草の酉の市だけにある理由が・・・

酉の市が行われるのは11月の酉の日。

12日間に1日しか酉の日はないのです。

年によっては、酉の市が3回開催される年と2回しか開催されない年があります。

1回目の酉の市を「一の酉」
2回目の酉の市を「二の酉」
3回目の酉の市を「三の酉」
と呼びます。

ですが、この三の酉。

実は、火事が多いという昔からの都市伝説があります。

空気も乾燥する時期ですし、昔、江戸の町は、火事も多かったという話ですしね。

ただし!浅草の酉の市には、季節と関係なく、もうひとつ火事が多い理由があります。

それは、遊郭吉原に関係する話。

「酉の市に行ってくる!」と言って旦那が夜に家を出ていきます。

実は吉原で遊んでいた、という家庭の問題が昔からあったそうです。

警戒した奥さんたちが夫を吉原に行かせないように、

「三の酉の日は、火事が多いから夜遊びはだめよ!」

と脅したという話です。

-酉の市